祝日 national holiday 2005 10 10
もしかすると、日本は、祝日が多いかもしれません。
祝日で、株式市場が休場の場合は、
このサイトのトップページに、祝日の表示を入れます。
敬老の日 Respect-for-senior-citizens Day
秋分の日 Autumnal Equinox Day
体育の日 Health Sports Day
しかし、こうした表示を入れるたびに、外国人からは、
「またか」という想念というか、インスピレーションを受けます。
祝日が、うれしいのは、サラリーマンと観光産業だけかもしれません。
たとえば、農民は、祝日が多いと、困るでしょう。
時期は違いますが、たとえば、イチゴ農家の場合、祝日で、市場が休みでも、
その間、イチゴは、休まず、果実は熟してしまいます。
熟しすぎたイチゴは、商品価値が下がります。
そういうわけで、農民は、祝日が、うれしくないのです。
それから、外国人が不思議に思うのは、
日本のゴールデンウィークのことだと思います。
日本は、4月から新年度に入るのに、
なぜ、すぐに大型連休という長期休暇に入ってしまうのか。
確かに、この疑問は、妥当だと思います。
4月に入学した生徒は、
楽しいゴールデンウィークが終わった後、「学校に行きたくない」と思うでしょうし、
4月に入社した新入社員は、同じく、「会社に行きたくない」と思うでしょう。
今さら、ゴールデンウィークを変更することはできないでしょうが、
こうした大型連休は、8月にあった方が合理的でしょう。
8月は、みんな、暑さで疲れているし、帰省はするし、観光シーズンでもあります。
経済では、2月と8月は、「不景気の月」と言われます。
8月に、大型連休が必要な理由は、たくさんあります。
もちろん、国民の祝日というものは、
「社会的な伝統」や「歴史的な重み」がありますので、尊重しなければなりません。
そうすると、クールビズのように、政府が音頭を取って、
8月は、みんな、夏期休暇を、1週間連続して取るようにするしかないでしょう。
ところで、昔、聞いた「小話」ですけれど、
アメリカにある某国の領事館は、自分の国の祝日のほかに、
アメリカの祝日も休むという話です。
しかし、このような話は、あまりに非常識ですので、うそでしょう。
いくらなんでも、自分の国の祝日とアメリカの祝日と、両方、領事館業務を休むことは、
常識から考えて、あり得ないことです。